技術士試験 〜 資格の難易度

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技術士試験は長期戦だけでなく難易度も高い

技術士試験は色々な試験が組み合わさって作られています。一次試験では記述式の回答をベースとしていますが、二次試験は総合的に応用力、そして技術士として各地に派遣しても大丈夫なのか判断するため、総合的な能力を問われるようになりました。その結果、二次試験は長期戦となるケースが多いのです。
しかも二次試験は難易度が高くなっており、合格率は20%以下という狭き門です。試験方法が改善されたことにより、技術士試験を受ける方は多くなりましたが、試験を受けやすくなっても合格率が上がっていない非常に難しい試験でもあります。

技術士試験は二次試験が最も高い難易度を誇る

技術士試験は一次試験と二次試験に分かれていますが、二次試験が非常に難しく、多くの人が苦戦しています。その理由は記述式のテストだけで終わらないからです。
二次試験で用意されているのは、まず技術士としての応用力を見るための記述式試験です。記述内容は指定された文字数までに制限されており、文字数を超えてしまうと点数は減点されます。さらに回答した内容によって採点される方式のため、正解に近い回答をしないと減点されてしまいます。この筆記試験に合格すれば、次のステップに進める仕組みとなっています。

二次試験の2つ目は論文の提出です。二次試験では論文が最も重要視されており、この論文があまり良くないと試験に落とされてしまいます。論文は3,000文字以内で図式等も提出しなければなりません。また技術士としてふさわしい仕事内容について2例を説明し、なおかつ1つについては詳細を記述するように求められています。
論文はこの後に待っている口頭試験に繋がっており、口頭試験を有利に進めたいなら論文を丁寧に記述し、質問に答えられるようにしなければなりません。それだけ論文というのはかなり重要な役割を持っていて、論文が駄目だと口頭試験も通過できず、二次試験合格はかなり厳しくなります。従って二次試験には、論文をしっかり執筆する必要があるのです。

こうして二次試験の論文を提出すると、後日口頭試験が実施されます。口頭試験では二次試験の筆記試験の内容、論文、更には履歴書等を利用して試験を実施します。昔は30分間の試験でしたが、現在は45分に変更されており、かなり問われる内容が多くなっています。さらに口頭試験も点数での採点が実施されるため、1つのミスで一気に点数を下げられてしまい、合格できない場合もあるのです。

技術士試験は過去問を見て参考にしたほうがいいのか

技術士は日本技術士会が過去問を提供しています。過去問を見ておけばある程度の対策ができるように考えられますが、これは筆記試験の対策ができる程度です。筆記試験は毎年出題内容が変わっているので、範囲を絞りたいと考えているなら過去問を見たほうがいいでしょう。
しかし論文や口頭試験に関連する出題は一切情報がありません。論文はそもそも出題内容が毎年同じではありますが、回頭する人によって意見が分かれるため、過去問を見ても意味がありません。また高い結果を出せる論文を丸写しする方法が使えない技術士試験は、とにかく論文の内容からしっかり説明できる力を求めなければならないのです。

以上のように、筆記試験は出題される内容を日本技術士会が試験後に掲載しているため、対策はある程度可能です。しかしそれ以外の出題に関して対策を立てるのはかなり難しいでしょう。自分が今まで経験したこと、そして経験によって得られている応用能力等をしっかり踏まえて、論文や口頭試験に臨まなければなりません。過去問だけでは試験を通過できない、それが技術士の二次試験です。

技術士の二次試験は合格率も低く壁は高い

技術士の二次試験はあらゆる方法で試験を実施するため、合格率は毎年20%以下と厳しい数字です。年によっては15%以下まで落ち込むこともあり、非常に難しい試験でもあります。しかも技術士として高い知識を持っているか、口頭による説明が必要となっています。面接対策と同じような対策をしながら、これまでの経験を説明できる技量も求められます。
合格率が低いとしても、技術士として活躍している方は多数います。二次試験では数千人の合格者を輩出し、毎年技術士の登録者を増やしているのです。色々な項目での対策を増やし、技術士試験を通過できるよう努力してください。

高い壁をクリアするために、会社などの協力も得つつ、日ごろの仕事で培った技術を試験に反映させましょう。

技術士試験の対策は、実績のある「新技術開発センター」にお任せください。


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