気象予報士試験

気象予報士は、財団法人気象業務支援センターが実施する、気象に関する知識及び技能についての国家試験に合格した者です。1994年な始まり、気象庁以外の予報業務の許可が一般向け予報業務についても行われるようになったのを機に、予想業務の技術水準及び信頼性をを担保する目的としての技能試験として、実施されています。 気象予報業務許可事業所は、気象庁長官の許可を受け、事業所毎に気象予報士をおくことを気象業務法によって義務付けられています。 気象予報士試験は、年2回、1月下旬と8月下旬に、北海道、宮城県、東京都、大阪府、福岡県、沖縄県の6都道府県で実施されます。受験資格には制限がありません。 試験は学科試験と実技試験で行われます。 学科試験は、多肢選択問題で、予報に関する一般知識と予報に関する専門知識から出題されます。 実技試験は、記述式であって、気象概況及びその変動の把握、局地的な気象の予報、台風等緊急時における対応についての問題となります。 学科試験に合格して実技試験に不合格、あるいは学科試験の一部だけの合格者は、その後の1年間は、合格点をとった科目の試験が免除されます。 気象庁や民間業者から提供される予報原稿を読み伝えるだけの気象キャスターは、気象予報士の資格はいりませんが、詳しい解説をして伝えるには、気象予報士の資格が必要となります。お天気キャスターとしてレビューした女子アナウンサーも、近年では気象予報士の資格を目指している傾向があります。